車検業者を探しているものの、どれにすればいいのか迷っている人は多いのではないでしょうか。車
検業者の種類はさまざまであり、業者によって料金体系や車検の品質に違いがあるため、注意しなけ
ればなりません。この記事では、業者の種類や選ぶ際のポイントなどを紹介しています。車検で失敗
したくないという人が、最適な業者を見つけられるような内容となっているため、ぜひ参考にしてく
ださい。
☆車検を受けられる業者☆
車検はさまざまなタイプの業者で受けられますが、主な業者としては以下のようなものが挙げられま
す。
・ディーラー
・整備工場
・車検専門店
・カー用品店
・ガソリンスタンド
ディーラーとは、自動車メーカーと契約を結んだ正規販売店のことです。ディーラーは車を販売する
だけでなく、車検や修理などにも対応しています。正規販売店であるため、純正パーツを扱っている
ことに加え、担当する整備士の知識やスキルも高いレベルにある点が特徴です。
整備工場は、民間企業や個人が経営しているものです。規模はさまざまであり、自動車の修理や整備
、車検などを行っています。さまざまなメーカーの幅広い車種の車検を行っているケースもあるため
、技術力は問題ないケースが多いでしょう。ただし、週末は営業をしていないケースもあるため注意
してください。
車検専門店は、その名の通り車検を専門で行っている業者です。専門店では、安さや速さを売りにし
ているケースがよくみられます。また、純正パーツにこだわらないのであれば、整備費用を抑えられ
るでしょう。フランチャイズ展開している店舗も多いため、認知度の高さも特徴です。
カー用品店は、主にカー用品を販売していますが、店舗によっては車検に対応しているケースもあり
ます。カー用品を豊富に扱っているため、車検で不備が見つかってもその場ですぐに交換できる点が
特徴です。大手の場合、車検費用も安く設定されているケースが少なくありません。
ガソリンスタンドでも車検を行っているケースがあります。ガソリンスタンドを利用するメリットは
、いつも使い慣れたスタンドに車検を依頼できる点です。馴染みの顔の店員さんに依頼できることは
安心感につながるでしょう。また、車検費用が比較的リーズナブルであるといわれています。また、
代車を出してもらえないため、車検期間中の移動をどうするのか事前に考えておく必要があるでしょ
う。
このように、車検を行ってくれる業者にはさまざまなタイプがあります。では、数ある業者の中でど
のようにして車検の依頼先を選べばいいのでしょうか。引き続き車検選びのポイントを紹介します。
☆車検業者選びで失敗しない6つのポイント☆
車検業者によって技術力にバラツキがあるため、どの業者を選ぶかは、非常に重要なポイントです。
ここでは車検選びで失敗しないためにも押さえておきたい業者選びの6つのポイントを紹介します。
ポイント1:業者の信頼性
業者選びにあたっては、その業者が信頼できるかどうかが大切です。そのため、業者の評判や口コミ
などを確認し、評価の高い業者を選ぶようにしましょう。インターネットで検索すれば、口コミサイ
トで確認できるほか、Twitterなどで検索し、実際に利用した人のツイートを参考にすることもできま
す。
ポイント2:コストパフォーマンス
車検費用は決して安いものではないため、価格面を重視する場合は費用をチェックしておきましょう
。車検を受ける際の費用は大きく分けて法定費用と車検基本料の2つです。このうち法定費用に関し
ては、法律で定められているものであるため、どの業者で受けても料金に違いはありません。
一方で、車検基本料については、業者によって異なるため、コストパフォーマンスを求めるのであれ
ばチェックしておきましょう。車検基本料は、業者に支払う手数料のほか、整備代金や部品代などか
ら構成されています。例えば、交換しなくても問題ない部品の交換が車検に含まれている場合、それ
を除いてもらうことで料金を抑えることが可能です。
業者によって、車検基本料だけで数万円単位の違いが生まれることもあるため注意してください。
ポイント3:アフターサービスの充実度
車検を受けた後のアフターサービスが充実しているかどうかも業者選びのポイントです。業者によっ
ては、独自のアフターケアを提供しているケースもあります。例えば、ディーラーでは、予防整備や
保証などを提供しているため、車検後に車に万が一のトラブルがあっても安心できるでしょう。
ポイント4:対応の丁寧さ
営業担当者の対応の良し悪しも業者選びの際には大切です。自分の車を預けるため、丁寧で印象のい
い人にお願いしたいと考える人は多いでしょう。一概には断言できませんが、対応が丁寧な業者の方
が信頼性も高いと考えられます。また、車検内容や車検費用の内訳などで気になる点があるとき、丁
寧に教えてくれる人の方が安心感があるでしょう。
ポイント5:整備時間
車検にどのくらいの時間がかかるのかも大切なポイントです。車検業者には大きく分けて指定工場と
認定工場があり、工場の種類によって車検にかかる時間が異なります。車検をできるだけ早く終えた
い場合は、自社工場内での車検が可能である指定工場に依頼してください。
一方の認定工場は、車検で行わなければならない点検ができず、車検場に車を持ち込む必要があるた
め、時間がかかってしまいます。車が日常生活の足となっており、必要不可欠である人は、整備時間
に注意してください。
ポイント6:整備内容の質から選ぶ
車検と一言でいっても、業者によって整備内容や整備品質に違いがあるため、どのような整備を行う
のか、整備の質は高いのかといった点をチェックしておきましょう。
例えば、整備内容に関しては業者の営業担当に質問すれば教えてもらえます。また、整備の質に関し
ては認定工場か指定工場かである程度は把握できるでしょう。これは、指定工場は自社工場で車検を
行うために認定工場よりも厳しい審査を受けているためです。
車検業者選びの注意点
車検業者を選ぶ際には、いくつかの注意点を押さえておくことも大切です。ここでは具体的な注意点
を2つ紹介します。見積もりに関する注意点となっているため、ぜひ参考にしてください。
複数の見積もりをとる
業者を選ぶ際、見積もりをとるケースが一般的ですが、見積もりは複数の業者からとるようにしてく
ださい。これは、複数の見積もりを取得することで車検の大体の相場がわかるためです。先ほども触
れていますが、車検費用は業者によって異なるため、中には相場よりも高い料金設定をしているケー
スもあります。また、不要な整備や部品交換を車検に含めているケースもあるでしょう。見積もりが
1社のみだと、それが相場であると勘違いする恐れがあります。このような事態を避けるためにも、
見積もりは複数取得してください。
早めに見積もりを取る
見積もりを取得する際は、できるだけ早めに作成を依頼することも大切です。見積もり作成自体は比
較的短時間でできるものですが、繁忙期だとすぐに対応できない可能性があります。特に決算期は車
検業社の繁忙期であるため注意しなければなりません。
決算期が繁忙期となる理由は、車販売店でキャンペーンを行うケースが多いためです。販売店にとっ
ては、1年間の販売台数を報告するタイミングでもあるため、利益よりも販売台数を重視することも
あります。そのような背景から決算期に車を購入している人は多く、車検のタイミングが集中してし
まうのです。そのため、車検業者を探す際には、できるだけ早い段階から見積もりを取得しておきま
しょう。
まとめ
今回は車検業者を選ぶ際のポイントや業者選びの注意点などを紹介しました。車検が受けられる業者
のタイプはさまざまです。タイプによって特徴が異なるため、それぞれの違いを理解しておきましょ
う。また、業者選びにあたっては、業者の口コミや料金体系、担当者の対応などをチェックすること
が大切です。今回の内容を参考に自分にあった車検業者を見つけてください。