新車を購入すると費用面で負担が大きすぎるという方には、中古車の購入がおすすめです。
とはいえ、中古車を購入する時には、選ぶ際の注意点がいくつかあります。

今回の記事では中古車を購入する際の注意点を、詳しく解説します。こちらの記事を読んで頂くことで、中古車購入の際の注意点について詳しく知っていただければ幸いです。

どんなポイントに注意して中古車を買えばいいのかも、具体的にまとめているのでそちらも参考にしてみてください。

中古車購入前の確認ポイント：選び方のコツ

中古車を購入する前には、確認しておきたいことがいくつかあります。選ぶ方のコツについて解説します。

修理歴のある車、冠水車には要注意

中古車を選ぶ際に、車の修理歴や冠水車には要注意が必要です。中古車の詳細ページには必ず、修理歴の項目が掲載されています。

修理歴がある場合は骨格部分に損傷などがあるケースがあり、見た目には分からないのが普通です。修理歴に関してはどの部分を修理しているのか販売店が説明する義務があるので、確認を怠らないようにしましょう。

また、冠水車にしても見た目には分かりにくく、損傷やダメージが大きい場合も多いので事前に確認するのが大切です。

販売店に書類を確認する

中古車を選ぶ際には販売店に必ず「整備記録簿」を見せてもらいましょう。整備記録簿には過去にどんな整備をしていて、どんな消耗品を交換してるのかが必ず明記されています。
しっかりと点検を受けているかどうかは、記録簿を見ればわかるので必ず確認してください。
整備記録簿を見せてくれないような販売店では、中古車を購入しないのがおすすめです。

自分で実際に車両を見て確認する

中古車を選ぶ際には、自分で実際に車両を見て確認するのもポイントです。

外装の傷やへこみなどは、自分の目で見るとすぐにわかるポイントなので、現車の確認が出来るのであれば必ず自分の目で見てみましょう。

また、実際に車両に乗ってみて、車内の臭いなどを確認するのも大切です。
清掃が行き届いていないだけでなく、エアコンの動作状況に問題があることもあります。他にもドアの開閉やトランクがきちんと閉まるかなども、チェックしておきたいポイントです。

実際に現車を見て気になる点があれば、購入するのは控えた方がいいかもしれません。

購入時の注意点：安心して中古車を手に入れるために

 

中古車を安心して購入する際には、2点ほど把握しておきたいことがあります。

● 購入時の諸費用について
● 購入後のサポートについて

それぞれの注意点を、深掘りして解説していきます。

購入時の諸費用について確認する

中古車の購入時には、車両本体価格だけではなく以下のような諸費用がかかります。

● 登録代行費用
● 車庫証明代行費用

中古車の購入の際には名義を変更したり、印紙を購入したりしなければいけないのでそれらの手続きに関する代行費用が発生します。

また、納車するまでに様々なメンテナンスが必要なので、納車の準備費用や陸送費なども計上されるでしょう。

中古車の購入の際には必ず事前に見積もりを出してもらい、これらの諸費用がどれだけかかっているのかを確認してください。
法的に必要な法定費用は安くなりませんが、代行費用に関しては値引き交渉をすることで安くなるケースも多いです。

購入後のサポートについて必ず注意する

中古車の購入の際には、購入後のサポートについて必ず確認しましょう。中古車は新車と比べて、購入後にトラブルが発生しやすくなっています。

実際に車両を確認していても、運転し続けているとその時に初めてわかるトラブルも多いです。そんな場合には購入後にどれだけサポートをしてくれるのかを、確認するのが必須でしょう。

当然ながらサポート期間は長い方がいいですが、出来ることであれば6カ月間は無料保証をしてくれる販売店で中古車を購入してください。

中古車購入のまとめ：安心して選ぶポイントを押さえよう

 

中古車を購入する際には安心して選ぶポイントを、いくつか知っておく必要があります。
中古車選びをするポイントを、7つほど挙げてみました。

● どれくらいきれいな車が欲しいかで選ぶ
● 損傷や動作不良を確認する
● 故障しにくい車かどうかを確認する
● 保障や返品の制度を確認する
● 装備内容を確認する
● 選ぶグレードを確認する
● 購入するお店を選ぶ

それぞれのポイントを、詳しく紹介します。

どれくらいきれいな車が欲しいかで選ぶ

中古車を選ぶ際の注意点としては、どれくらいきれいな車が欲しいのかを決めて選ぶのがポイントです。

中古車は年式が新しく、走行距離が短い車両程、状態がよくなります。

逆に状態がいい車は価格も高額になりがちなので、自分の予算を考えながら出来るだけ状態のいい車を選ばなければいけません。

また、年式は古いのに走行距離が極端に短すぎる車両は、長期間放置されていてメンテナンス不足の車両の可能性もあります。

どれくらいきれいな車が欲しいのかは、まず初めに決めておくようにしてください。

損傷や動作不良を確認する

中古車を選ぶ際の注意点としては、損傷や動作不良を確認するのも重要です。

前述した通り現行車を実際に見て確認出来るのであれば、車両のどの部分に問題があるのかは自分で実際に確かめてください。

ETCやナビ、エアコンなどの動作不良がないかを確認して納得後に購入するようにしましょう。

故障しにくい車かどうかを確認する

中古車を選ぶ際の注意点としては、故障しにくい車かどうかを見極めるのもポイントです。

修理歴を確認し、冠水車でないかどうかなどを確認することで車両の故障のしやすさが分かります。修理歴の有無に関しては販売店が必ず明示しているので、修理歴がある場合はどの部分なのかを実際に確認するのが必須でしょう。

なお、冠水した過去がある車は、目に見えない部分の問題が後から発覚する事が多いので出来れば購入は避けておきたいところです。

保障や返品の制度を確認する

中古車を選ぶ際の注意点としては購入後の保障や返品の制度を確認しておくのが、かなり重要です。中古車は以前のオーナーがどのように車に乗っていたのかは、誰にも分かりません。
どんなに購入前に車両の良し悪しを判断していても、実際に乗ってみると思ってもいないところから不具合が発生する可能性があります。

そんな時に販売店がしっかりと保障制度や返品制度を用意しておいてくれると、安心して購入出来ます。

無料のサポートサービスだけではなく、有料オプションで購入後の長期保証をプラスしてくれる販売店もあるので購入時にはオプションの追加も検討しましょう。

装備内容を確認する

中古車を選ぶ際の注意点としては、車両の装備内容を確認するのもポイントです。
中古車で人気の高い装備としては、以下のようなものがあります。

● サンルーフ
● 本革シート
● 純正ナビ
● ETC

もちろん人気が高い装備が付いている方が、快適に車を乗りこなしやすくなりますが、その分価格も高額になりがちです。自分がどんな装備が最低限ほしいのかをよく確認してから、中古車を選ぶのが大切です。

選ぶグレードを確認する

中古車を選ぶ際の注意点としては、どんなグレードを選ぶのかも大切です。中古車は新車と違って自分で好みのグレードを、最初から設定出来ません。あくまで、自分が理想とするグレードの車両を探すしかないのです。

グレードが高くなればなるほど、燃費性能が悪くなったり維持費が多くかかったりする傾向が強いです。

どんなグレードの車両を選ぶのかで、購入後の諸費用が変わる可能性があるので自分の好みにピッタリのグレードを探し出すようにしましょう。

購入するお店を選ぶ

中古車を選ぶ際の注意点としては、どんなお店で購入するのかもポイントです。

良心的な価格設定をしているお店を選ぶべきでしょうし、購入後のサポートも万全なお店にするのも大切になってきます。購入前の見積もりの段階でどんな対応をしてくれるのかでも、お店選びの重要な要素になるでしょう。

激安価格だけを売りにしていて、購入後のサポート体制が不十分な販売店では購入されないのがおすすめです。

見積もりを出してもらう際には、どれくらいの手数料を取られているのかも確認して、より条件のいい販売店で購入するようにしてください。

 

中古車選びの注意点についてのまとめ

今回は中古車選びの際の注意点について、詳しく解説してきました。
中古車を購入する際は、しっかりとした知識を持って適切な販売店で購入するのがおすすめです。

販売店の対応や扱っている車種の量などを見て、適切なお店で自分に合った中古車を選ぶようにしてください。