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🚘法定点検を受けないデメリットとは?法定点検と車検の関係性について解説

自動車の安全性と信頼性を保つために欠かせない点検が法定点検です。自動車は、日常生活において不可欠な存在であり、私たちの安全を担保する役割を果たしています。そのため、長い間乗り続けると自動車は劣化し、故障のリスクが高まるのです。しかし、所有者のなかには法定点検を軽視している方がいます。自動車を所有するには、法定点検と車検の関係性についても理解しておかなければなりません。

 

この記事では、法定点検を受けないことに伴うデメリットと、法定点検と車検の関係性について解説していきます。

 

法定点検とは?

法定点検とは、道路運送車両法第48条で定められている自動車の安全性や適正な動作を確保するために定期的に行われる点検のことです。法定点検を受けることで、事故や故障のリスクを最小限に抑えたり環境に配慮したりすることができます。

 

法定点検のスケジュールと重要性

よって時期に違いがありますが、乗用車の場合、新車登録から3年目、その後は1年(12か月)2年(24か月)のサイクルで行います。車検との関係性から「24ヶ月点検」と呼ぶこともあります。

 

それでは、24か月点検の内容について見ていきましょう。

 

点検項目 点検箇所
エンジンルーム点検 パワーステアリング

冷却装置

点火装置

バッテリー・電気配線

エンジン

燃料装置

郊外飛散防止装置

室内点検 ハンドル

ブレーキペダル

パーキングブレーキペダル

クラッチペダル

足回り点検 かじ取り車輪

ショックアブソーバー

サスペンション

ディスクブレーキ

ホイール

ドラムブレーキ

ブレーキのマスタシリンダ・ホイールシリンダ・ディスクキャリパ

下回り点検 エンジンオイル

ステアリングギアボックス

ステアリングノロッドアーム

トランスミッション・トランスファ

プロペラシャフト・ドライブシャフト

ディファレンシャル

ブレーキホース・パイプ

エキゾーストパイプ・マフラ

外回り点検 フレーム・ボディ
車載式祖協診断点検  

 

これらの点検をしたうえで、故障や部品の劣化などを確認した場合は即、交換修理を行います。また、必要に応じてオイル交換やワイパー交換なども行います。

 

24ヶ月点検の適切なスケジュールを守ることは、自動車の安全性を保ち道路上での安全な運転や環境への配慮を実現するために非常に重要です。

 

12ヶ月点検とは?

12ヶ月点検は、24ヶ月点検同様、法定点検であり自動車の安全性や適正な動作を確保するための点検です。しかし、24ヶ月点検のように車検に関わる点検ではなく、所有者の自主的な判断なるため受けていない自動車も少なくありません。

 

12ヶ月点検と24か月点検の違い

12ヶ月点検と24ヶ月点検は、どちらも自動車の保守と安全性を確保するための工程ですが、いくつか違う点があります。

 

それでは、12ヶ月点検と24ヶ月法定点検の違いを見ていきましょう。

 

  24ヶ月点検 12ヶ月点検
目的 自動車が法的要件を満たし、安全な状態で道路を走行できることを確認します。 自動車の定期的な保守と性能の最適化を目的とした点検です。
頻度 乗用車の場合、2年に1度です。自動車の種類によって異なる場合もあります。 通常は1年ごとに行われます。ただし、車主の判断によって、前後しても構いません。
内容 エンジンルーム点検、室内点検、足回り点検、下回り点検、外回り点検など一般的に53箇所の点検項目があります。 エンジンオイル交換、エアフィルターの清掃、タイヤの空気圧のチェックなど一般的に26箇所の点検項目があります。
法的要件 義務(罰則はないが、車検に合格しない恐れがある) 義務(罰則なし)

法定点検を受けないデメリットとは?

自動車の安全性と信頼性を確保し、交通事故や故障を未然に防ぐためには、定期的な法定点検が欠かせません。しかし、この重要な工程を軽視し、法定点検を受けていない所有者が存在するのも事実です。

 

それでは、法定点検を怠ることがもたらす潜在的な問題やリスクに焦点を当て、そのデメリットについて詳しく見ていきます。

 

車の安全性への潜在的なリスク

法定点検を受けなければ、自動車の安全性に潜在的なリスクをもたらします。法定点検では、ブレーキやステアリング、ライト回りや足回りなど細部にわたって点検を行います。法定点検を怠れば自動車の不具合が放置され、交通事故や故障のリスクが増加する恐れがあるのです。したがって、法定点検のスケジュールを守り、定期的に車両の点検修理を行うことは、自動車の安全性を確保するために非常に重要です。

 

修理費用の急増に注意

法定点検では、自動車のさまざまな部品やシステムの点検が行われます。その際、小さな問題や故障が見つかっても修理をすれば自動車へのダメージも回避できます。しかし、法定点検を受けずに乗り続ければ、小さな問題が悪化し修理費用が増加する恐れがあるのです。

 

さらに、法定点検を受けずに乗り続けると部品の寿命が過ぎた状態で使用し続けることになり、結果的に修理や交換が不可避となるのです。その結果、高額な部品の交換や長時間にわたっての修理が必須となります。

車検の基本知識

よく法定点検と同じ検査と認識しているものに車検があります。確かに法定点検と車検は似ていますが、この2つの目的や内容は異なります。

 

車検とは何か?

車検の正式名称は「自動車検査登録制度」といいます。保安基準(道路運送車両法に定められる規定で、自動車の構造、装置、乗車定員など)に適合しているかの検査です。仮に、安全性能や環境性能に不具合のあった場合、車検に合格するための整備を行うことが必須です。

 

車検と法定点検の関係

車検は、一般的に車検証に記載された有効期限の1ヶ月前から受けます。車検の際には、自賠責保険への加入と重量税の納付、検査印紙の支払いを済ませて検査にはいります。

 

検査項目は以下の通りです。

 

・車体ナンバーや原動機の確認

・車体廻りの検査

・排ガス検査

・サイドスリップ検査

・ブレーキ検査

・スピードメータ検査

・ヘッドライト検査

・下廻り検査

 

全て定められた規定範囲に合格すれば車検完了です。これらの項目は、法定点検で行われる点検項目でもあり、法定点検を受けていれば合格します。要するに、車検は「保安基準を満たしているかの検査」法定点検は「自動車の安全性や適正な動作を確保するために定期的に行われる点検」という点で異なるのです。このように2つの役割は違うため、混同しないようにしましょう。

 

法定点検を受ける意味とは?

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法定点検を受ける意味は安全確保や法的義務の遵守だけでなく、多岐にわたります。また、法定点検が人や自動車、生活などに与える意味を把握しておくことで、法定点検を受け入れることが可能です。

 

それでは、法定点検を受ける意味について確認していきましょう。

 

法定点検の合格による安心感

法定点検を受けることで車の安全性が確認され、運転時の安心感が得られます。また、ディーラーや自動車整備工場での点検は、高度な技術と専門知識を持つ専門家によって行われるため、車の信頼性も向上します。

 

 法定点検が車の価値に与える影響

法定点検を定期的に受ければ、自動車の価値を維持することに繋がります。自動車が法定点検を受けると点検記録簿が発行されます。点検記録簿には、自動車の整備履歴や交換部品などが記載されており、診断書の役割を担っています。そのため。点検記録簿があれば中古車市場での買取価格が高くなる傾向があります。また、点検記録簿がなければ、同じ自動車でも査定額が変わったり、車の売却や登録の手続きが難しくなったりと不利な条件となる可能性があるのです。

 

 まとめ

 

法定点検は、法律で定められた点検であり、乗用車だけでなく、トラック、バス、特殊車両などあらゆる自動車に適用されます。電気自動車(EV)やハイブリッド車も例外ではありません。法定点検の目的は、安全確保や環境への配慮、安心感と信頼性など多岐にわたります。点検後、不具合があれば即修理をしなければなりません。そのため、自動車を所有する際には、信頼のおけるディーラーや自動車整備工業を見つけることをおすすめします。さらに、整備士による点検修理後に発行される点検記録簿は、中古車の査定においても重要なポイントとなります。

 

法定点検は、車の安全性、法的遵守、環境への配慮、車の価値の維持、安心感と信頼性を高めるための点検です。決まった期間に必ず受けるようにしてください。 ​​